【ドキュメンタリー】ダメ人間のダイエットログ

ダイエットブログ:日々の食事と運動の記録

ダイエット試論~実際にやってみて感じたことの中間まとめ

ダイエットを継続するためにこのブログを書くようになってから、早1ヶ月が過ぎました。
当初は単身赴任先に体重計がなかったので、毎日体重を測ることはしていませんでしたが、3月初めに受けた健康診断では86kgあったので、そこから比較すれば5kgくらいは減っていることになります。
今でもそうですが、もともと相当太っていたので5~10kgくらいは簡単に減って当たり前なのですが、これからも順調に体重を減らすために、ダイエットについて考えたことの一部(といってもけっこうなボリュームですが)を書いてみようと思います。

 

1.基本情報

僕は身長が167cmで体重が現在80~81kgで推移しています。
体重81kgで計算したときのBMIは29.04になります。
身長167cmの理想体重は61.36kgとのことなので、19.64kgもオーバーしていることになります。
年齢は45歳です。45歳のデブというのは、死と隣り合わせです。

keisan.casio.jp

 

 

肥満度でいえばギリギリ1度のようです。86kgあったときは、肥満度2になるので、一応ランクアップです。

 

最近2週間の体重は図のような推移です。まあ、基本的には減少傾向にありますが、毎日減り続けているわけでないのが辛いところです。

f:id:eugene1973:20190418202845j:plain

2.糖質とカロリーの制限について

ダイエットには有効なのは、糖質制限なのかカロリー制限なのか、という論争(?)はダイエット市場(ダイエット業界?)では果てません。
どちらが効果的なのでしょうか?

 ****************************************

糖質制限というのは、簡単にいえば、食べる量そのものは減らさずに、糖質の多い食品を避ける、というやり方です。糖質の多い食品というのは、ご飯やパンやイモ類などです。

ちょうど、この文章を書こうとしているときにネットニュースでタレントの彦摩呂さんが糖質ダイエットに成功しつつあるような記事が出ていました。「カロリーダイエットの時代じゃないんです。糖質なんです!」とのことで、一時期は135kgあった体重が1年半でもうすぐ90kg台になるそうです。45kg減なので、すごいですね。約35%ダウンです。
その記事の中で

「ご飯1杯を我慢したら、焼き鳥の塩(タレは糖分があるのでNGとのこと)は180本食べていいんですよ」

という風に仰っていました。

thetv.jp


鳥貴族のホームページで、焼き鳥のカロリーを調べてみました。それによると、

 

◆むね貴族焼 塩 172キロカロリー
◆もも貴族焼 塩 235キロカロリー

 

とあります。鳥貴族の焼き鳥は2本1組なので、どちらも2本でのカロリーだと思われます。

商品情報 | 鳥貴族の安心・安全 | 焼鳥屋 焼き鳥なら鳥貴族


同じ肉ばかり180本も食べるのはつらいので、むねとももを交互に180本(各90本ずつ)食べた場合の摂取カロリーは以下のようになります。

 

◆むね貴族焼(塩)2本172キロカロリー×45セット+もも貴族焼(塩)2本235キロカロリー×45セット=18,325キロカロリー

 

18000キロカロリーです!

18000キロカロリーGoogle検索してみたら、ガスバーナーが出てきました。約1400℃の炎で青い草が一発で焼却できるとのフレコミの強力な園芸機器です。確かに焼き鳥を180本も平らげる大食漢なら、口から1400℃の火を吹くこともできそうです。

しかし、いくら糖質を制限しても、そんなに食べたら体重は減らないだろう、というのは素人目にも明らかです。彦摩呂さんが本当に口から1400℃の火を吹けば、18000キロカロリーも消費できるのでしょうが、実際にはそんなわけはないので、どう考えても「摂取カロリー>消費カロリー」という不等式になります。
まあ、もちろん、いくら彦摩呂さんでも、ご飯1杯我慢するのと引き換えに焼き鳥180本も食べたりはしないと思いますが‥‥。

しかし、いずれにしても、糖質ダイエット支持者の言い分は「糖質を抑えれば、あとはどれだけ食べても良いのだ」というところにあり、「我慢はあまりしないので、無理なく痩せられる」というところにあります。

****************************************

一方でカロリー制限というのは、高カロリーの食べ物を口にしない、食べる量を全体的に減らす、というやり方です。

カロリー制限の面倒なところは、いちいちカロリー計算しないといけないことです。僕も最初の頃は買ったもののカロリーをメモして、足し算していましたが、だんだんと面倒くさくなってきます。
僕の場合、コンビニをはじめとして、出来合いのものやインスタント系のものを買うことが多く、カロリー表示されているので、メモすればよかったのですが、なるべく自炊しようと思ったときに、正確なカロリーを算出する手間が増すので、カロリー記録は止めてしまいました。

でも、短い期間だったとはいえ、カロリーをメモしていたことで、何となくカロリーの多いものとそうでないものの区別がつくようにはなりましたし、今でも計算しないまでも表示されているものについてはちゃんと確認してから買うようにしています。迷ったら、必ずカロリーの低い方を選ぶようになりました。これはダイエットにとって、決して悪い習慣ではないはずです。

ただ、食べる量をへらすというのは、かなり辛いことです。そもそも、一時期は100kgに迫ろうかというほどに太っており、まるで冬眠前の熊のように食べることに執着していました。
そんな僕ですので、「カロリー制限したくない」という彦摩呂さんの気持ちは痛いほどわかります。

カロリー制限の最大のデメリットは、我慢してきたことへの反動があることです。我慢に我慢を重ねた挙げ句、とうとう我慢しきれなくなって、ドカ食いをしてしまう、ということが起きます。これまでの努力の積み重ねを一瞬で無に帰すような行為をしてしまうのが、怖いところです。

僕の場合もそうですが、太っている人間は行動が極端なのです。
もともと「ほどほどにしておく」ということができずに食べ過ぎた結果、たいそう太っていった人間です。なので、「痩せよう」と思ったときにも、「1週間くらい断食してみようか」とか「1ヶ月毎日野菜だけを食べるようにしようか」とかいうようなことを考えがちです。
そうして、身の程をわきまえず、無理なカロリー制限に挑戦して、ひどいときには1日で挫折し、翌日に一気に3日分の食事をするような行為に出ます。

投資家の与沢翼さんの自己流(?)ダイエットも極端な食事制限でした。グミを2個しか食べないとか、サプリメントしか口にしないとか、そういう日がたくさんあったようです。それで2ヶ月足らずで16kgくらい減量しています。すごいですね。
ちなみに与沢翼さんのダイエット開始時のスペックは身長167cm体重89.8kgでした。身長は僕と同じで体重も殆ど変わりません。それが51日目に73.7kgにまで減っています。最近出版された著書『ブチ抜く力』の帯には”2ヶ月で22kgの減量”と書いてありました。ちなみに、『ブチ抜く力』はダイエット本ではありません。

 

****************************************

糖質制限にもカロリー制限にもメリット・デメリットがあります。
なので、どちらが良いかというのは一概に言えません。これがダイエットの難しいところです。

3.肥満は病気?

たとえば、なにか病気が発見されたとき、どのような治療がもっとも適切で効果的なのかは、条件によって異なりますし、医者であっても常に最善の判断ができるとは限りません。
ガンであれば、どの部位にできたものなのか、がん細胞の大きさはどれくらいなのか、転移している換毛性はあるのか、患者の年齢はいくつで体力はどれくらいあるのか、などたくさんの要因を踏まえて、治療方針を決めます。               しかし、それで治癒するとは限りません。そもそも治癒しないほど進行している場合もあるでしょうが、場合によっては治療方針の判断ミスによって、治るはずのものが治らないことだってあるでしょう。あるいは、治癒までの時間も治療方針によって変わってくるはずです。

ダイエットもそれに似たところがあります。
どういう太り方をしているのか、どの程度太っているのか、基礎代謝はどれくらいなのか、若いデブなのか中年のデブなのか、体力や精神力はどの程度なのか、肉は好きか、野菜は食べられるのか、などなど、様々な要因を検討しないと、その人にとっての適切なダイエットはわかりません。


糖質制限でご飯を食べない代わりに焼き鳥を食べまくって痩せたタイプのデブもいれば、徹底的な絶食をしないと痩せないタイプのデブもいます。
万能のダイエット法というのは、少なくとも今のところ発見されていません。ダイエットというのは個人の意思や嗜好とも関係が深いので複雑です。身長も体重も体脂肪率も筋力も、数値で表すことができるスペックは同じでも、「絶対に痩せる」という固い決意をもっているのか、「できれば痩せたい」という程度の思いしかないのかでは、選択すべきダイエット法も異なってくることでしょう。お酒が好きかどうかということも大きく関係してきそうです。
また、一言でダイエットといっても、体重をただ減らしたいのか、体重を減らすだけでなく腹筋も鍛えたいのかによっても違うのでしょう。肉体的に美しく魅せたいのかどうかも重要です。体重は減っているのに「痩せたね」と言われない人もいれば、体重はまったく減っていないのに「痩せた?」なんて聞かれる人もいます。

本当は、患者が医者に治療方針を委ねるように、専門家にダイエットプログラムを組んでもらうべきなのでしょう。ライザップが行っていることはそれに近いかもしれませんね。筋トレありきではなく、総合的なダイエットのマネジメント
メソッドを示すだけでなく、モチベーションをコントロールし、プレイヤーのベストを引き出すことが重要で、本当に”マネジメント”と呼ぶべき要素がダイエットには含まれています。
ああ、僕も自分のダイエットに成功したら、ダイエットマネジャーと名乗ってみようかな。そこにビジネスチャンスがあるような気がしてきました。

 

話が逸れましたが、万能ダイエットなどないということです。仮に方法だけパーフェクトでも、その人のダイエットの意思を削いでしまうようなやり方であれば意味がありません。健康を著しく損なうようなリスクがあるものもダメでしょう。雪山で数週間遭難すれば、痩せて帰還できるかもしれませんが、捜索隊が出動してあとで莫大なお金を請求されるかもしれませんし、そもそも死ぬかもしれません。

 

4.ダイエットとの相性

従って、自分に合うダイエットにまずは巡り合うことが必要です。
そう、巡り合いです。ダイエットには相性があります。一見素晴らしいと思えるダイエットでも、付き合ってみたら自分には合わなかった、ということはよくあることです。

相性の良いダイエットに巡り合うには、できるだけたくさんのダイエットにチャレンジしてみるしかありません。実際に試してみないと、わからないものです。

「相性の良さ」には2つあります。

****************************************

1つは「継続できるかどうか」です。
ダイエットというのは、ある程度時間をかけて行わなければなりません。目標によって、取組期間は異なるのでしょうが、少なくとも僕のように中年のデブはこれまでの生活習慣に抗うことが必要なので、長期戦を覚悟する必要があります。
なので、長期的に続けられることが必要です。3日間断食して体重が2kg減ったとして、それを1ヶ月して20kg減、というわけには行きません。それは多くの人には続かないダイエットなのです。

糖質制限かカロリー制限のどちらがいいか、という例をはじめに挙げましたが、どちらも辛さがあります。なので、どちらなら長続きするのか、両方を試してみるしかありません。
運動も同じです。ランニングだろうが筋トレだろうが、楽ではありません。10分走ることと10分スクワットすることを比べて、どちらが続けられるかが重要です。同じ時間を費やしたときの消費カロリーはランニングとスクワットでは異なるでしょう。でも、ダイエットを始めるにあたってどちらがより効果的かを比べることは、実はあまり意味がないのではないかと思います。少なくとも、僕には意味がありませんでした。
だって、僕は一時期は100kgに届きそうだったデブなのです。それはすなわち、自己管理能力が欠けていることを意味するわけです。
「自分自身のために健康に配慮する」ということがこれまでできなかった人間です。
そんな人間にとって、ランニングとスクワットで10分あたりの消費カロリーはどれくらい違うのか、ということは殆ど意味がなく、どちらをするにしても、いかに継続するか、ということが何よりも大切です。単位あたりの効果の高さよりも、継続性の方が大切です。

****************************************

もう1つは「結果が出るかどうか」です。
どれだけ継続できそうなダイエットでも、結果が出ないことには意味がありません。これにも相性があると思います。

ただ、これについては、「ある程度辛い思いをするダイエット」を選択している限り、継続してもまったく効果がなかった、ということはないはずです。白飯への渇望に逆らいながら糖質制限をしたり、ドカ食いの欲求に耐えながらカロリー制限していれば、ある程度のところまでは体重は減ってくるはずです。
運動でも同じで、全くカロリーを消費しないエクササイズなどはなく、自分に合うものを見つけて続けていれば、体重は減るはずです。

注意しなければならないのは、「楽に痩せることができる」と言われているものです。
そういうものがないとは言い切れません。色々試す中で、「自分にピッタリの楽して痩せる方法に巡り合った」ということもあるかもしれません。
しかし、気をつけなければならないのは、「楽に痩せる」ということは生活習慣を殆ど変えないということで、努力をしないという意味と近くなります。なので、継続はできてしまうのです。
継続できるから相性が良い、ということで続けていくのですが、そもそも生活習慣が殆ど変わっていないので、どれだけ時間を費やしても一向に痩せない、という危険があります。

サプリメント系のダイエットがそれに当たります。
「食べるものも今までと同じで運動もしない。これを飲むだけ」みたいなダイエットは、もしかしたら本当に成功体験をもっている人もいるかもしれませんが、1ヶ月飲み続けても結果が出ない、ということもあるかもしれません。1ヶ月間、食事を変えたり運動を続けたりすれば、何かしらの結果は期待できますが、サプリメントに関しては、全く効果が現れない可能性もあると理解すべきです。
だって、そういう広告には必ず「個人の感想であり効果・効能を示すものではありません」との但し書きが添えられています。売り主自らが「効果がないかもしれない」とあらかじめ宣言しているのです。
ところで、「飲んで痩せる」というのは薬ではなく、毒物の定義に当てはまるような気がします。

 

5.プチ断食

僕が今行っているダイエットは「プチ断食」と呼ばれるものです。「リーンゲインズ」という呼び名もあるそうです。何となく後者の方がかっこいいですね。

これは1日の時間のうち、食事をしない16時間を設けるというやり方です。たとえば、8時から16時は食事を摂って良く、16時から翌朝8時までは断食する、というようなものです。
僕は仕事がやや不規則なので、「食べる8時間」「食べない16時間」というのが日によってズレてしまうのですが、概ね16時以降の食事を禁じています。朝食が6時、昼食が16時ということもあるので、そうなると、食べる時間が10時間となってしまいますが、まあ些細なことなので、そのへんの縛りは緩くしています。

寝る3時間前は食べない、というような食事制限の方法がありますが、これをもう少し拡大したものと考えればいいのかもしれません。僕の就寝時刻は22時~1時くらいの間なので、寝る7~8時間前には食べない、ということになります。

「継続性がある」という意味では、今のところ僕には合っているような気がします。
ブログに残している食事記録によれば、プチ断食形式の食生活に変えて、18日間が過ぎました。
体重の変化にはまだまだ物足りないものがありますが、実感としては食欲が今までよりも減ってきたように感じます。
いや、もちろん、無性に食べたくなって、ついつい食べ放題に行ってしまうようなデブとしての挟持はまだ失っていないのですが、それでも以前に比べれば、ずいぶん自制できるようになりました。

僕に限ったことではなく、1日の食事のうち夕食を最大のカロリー摂取の場としている人は多いと思います。1日の終りに1番空腹になっているのは当然ですし、仕事から解放された時間であることも食欲の増大と密接な関係にあるような気がします。
僕の場合、仕事を終えて帰宅するのが夜遅くなることも多く、「あとは寝るだけ」という状態で食事をすることが頻繁にありました。単身赴任をしているので、食事を作ってくれる人もなく、仕事で疲れた状態で台所に立つ気力もなく、コンビニで弁当2個とアイスクリームを買って、ガツガツ貪るような生活を続けていました。そんなことの積み重ねによって、体重を増やしていったわけです。
夜にドカ食いしていた頃は、朝食は抜いて、昼は食べたり食べなかったりでした。食事の楽しみをすべて夜に集約させていました。仕事帰りのコンビニで「美味しそう」と思ったものを手当たり次第にカゴに入れるのは、ストレスが発散される楽しい瞬間でもありました。「ちょっと買いすぎたかな。今日買って明日以降に食べよう」と思ってカゴに入れたチョコレートも、大抵はその日のうちに口にしていました。

その夕食を抜くことにするのは、辛かったですし、継続できないかもしれない、と最初は弱気でした。

今のところは継続できているというだけで、まだ習慣化するには至っていないので、今後挫折する可能性もあるのですが、自分で予想していたよりも、相性が良かったようです。
それに夕食の摂り方が僕の生活習慣の最大の問題でした。食べる時間も食べる量も食べる内容も、大きな問題があることが明らかでした。しかも、必要な栄養を補給するという目的よりも、ストレスを発散させる目的の方がウェイトが大きく、身体が本来求めている以上のものを摂取していました。

もともとはカロリー制限して、夜は食べる量を減らすか、低カロリーのものを食べようという取り組みをしていました。でも、中途半端に食欲を抑えることができずに、低カロリーのものをたくさん摂ってしまっていました。コンビニでサラダを2種類とスープ春雨も2つとか。弁当を2個食べることに比べれば遥かに少ないですが、でも塵も積もれば山となって、就寝前に1200キロカロリーくらい食べてしまうようなこともありました。

それなら、いっそのこと、全く食べない方が楽なのではないかと思いました。
中途半端に我慢する方が蛇の生殺しで苦痛でした。一口食べれば、二口目も欲しくなるのがデブの悲しい性です。
であれば、最初の一口を断ち切る方がまだ楽ではないだろうか。
そんなふうに思い悩んでいるときに知ったのが「プチ断食」でした。

「プチ断食」は基本的に「食べていい8時間」の間は多少いっぱい食べても良いそうです。
しかし、もともと朝昼はそれほど食欲は沸かないので、1日に食べる量は自然と少なくなります。
そして、朝はなるべく自炊するようにしました。仕事で疲れて帰宅したときには出来ませんでしたが、朝なら何とか台所に立つ気力もあります。それに朝は食欲が少ないとはいえ、夜食べなかった分、お腹は空きます。そのときに冷蔵庫の中にコンビニ弁当ではなく、野菜や肉が入っていれば、それを調理しようという気にもなります。

1番たくさん食べていた夕食を抜くことで、自然とカロリー制限に繋がりました。
せっかくなので、糖質も制限してしまおうと、朝食用に炊く白米にはマンナンヒカリを混ぜています。マンナンヒカリは、こんにゃくで作った模擬米です。お米1合とマンナンヒカリ1袋を足して、2合分のお米にするような使い方をします。元祖こんにゃく米という位置づけで、だいたいどこのスーパーでも売っていますし、違和感が全くありません。

なので、今、僕はプチ断食しながら、カロリーと糖質の両方を制限しています。

 

6.運動をどうするかという問題

食事面での改善はカロリーと糖質を制限しながら行うプチ断食で、何とか進みそうです。
まだ無性に甘いものが食べたくなったり、ドカ食いしたくなる禁断症状に抗えないことがありますが、段階的にコントロールできるのではないかという手応えのようなものがあります。油断は禁物ですが。

でも、食事だけではダメだということはわかっています。若くて基礎代謝が活発なときならともかく、45歳にもなるとそうはいきません。たぶん、人は知らず知らずのうちにエネルギーの無駄遣いが起きないような身体活動をするようになるのでしょう。小さい子どもを見ていると、突然意味もなく走り出したりして、無駄な動きが多いですが、老人の動きには無駄がなく、全くエネルギーを使っていないのではないかと思います。太極拳をするお爺さんとか、そんなイメージです。電車で席を譲ってもらえば、更に省エネです。

だから、食事制限だけでなく、運動をしないと思うように体重は減らないとわかっています。
しかし、持続可能な相性の良い運動には巡り合っていません。走ってみたりスクワットしてみたりしていますが、毎日続けることは出来ていません。通勤に自転車を使っているので、辛うじてそれが運動になっていますが、全然足りないでしょう。それに毎日自転車通勤していると、やはりエネルギー消費を最小に抑えるような漕ぎ方やルート選択を知らず知らずのうちにしてしまっています。家電量販店の大きな駐車場を横切るショートカットとかですね。

途切れながらも続けているのがスクワット。
公園まで行ってやってみたこともあるけど、家でYou Tubeのスクワット動画を見ながらやるのが自分には合っていそう。スクワットも動画を見ていると色々やり方があって、たまに変えたりしてみるのだけど、そうなるとまた身体の違ったところに負荷がかかって、それでいつも以上に疲れて翌日にやらない原因となってしまっています。
本当はいつもと違うところに負荷がかかるのは良いことなのだろうけど、それよりもまずは続けることの方が大事。


1400万回再生されたお腹の脂肪を落とす100回スクワット!10回×10種目!

 

スポーツクラブに入会すべきだろうか、といつも迷うのだけど、月に数千円払っているのに、続かないと、自分がとてつもなく嫌になりそうなので、止めておいています。
月額使用料がもったいないからスポーツクラブに通うべきだけど面倒だから通わない、でもスポーツクラブに入会しているのだから家でも運動しない、みたいなことになってしまいそうなのが怖い。

色々チャレンジしてみるべきだけど、一方で明らかに自分では失敗しそうなことはちゃんと避けなければなりません。失敗はやはり失敗で、それは成功体験ではありません。特に取り組み当初は小さくてもいいので成功体験を積み重ねていくことが大切だと思います。これはダイエットに限らず、あらゆる目標管理に共通しているような気がします。そう、これはマネジメントでもあるのです。

 

7.ダイエットには終わりがない

具体的な数値目標としては、4月末までに80kgを切ること、来年3月までに70kgを切ること、というのを挙げています。
しかし、これは達成して終わりではありません。僕は4月13日に一度79.8kgという自己ベストを出していますが、「目標を17日早く達成」とはなりません。翌日に80kg台に戻ってしまったので、「目標達成」にはなりません。これが月間売上目標のように、不可逆のものであれば1日でも早く達成すればそれに越したことはありませんが、体重は日々増えたり減ったりします。なので、ある地点での体重それ自体には何の意味もありません。仮に4月30日に79kgとなれば目標達成とは言えますが、5月1日に80kgになれば、無意味です。来年3月31日に69kgを記録しても、翌4月1日に70kgになってはいけません。

もちろん、日々変動するとはいえ、一定の範囲の中で推移させれば、自ずと「自分の今の体重」というのは決まってきます。
ですが、常にリバウンドという悪魔が潜んでいます。体重95kgという過去の記録があれば、いつでもその体重に戻ってしまう、という恐れがあるのです。
数年前、レコーディングダイエットという方法で約50kg(!)痩せた岡田斗司夫さんですが、今ではすっかりリバウンドしてしまいました。とはいえ、最も太っていた時期よりは体重が少なそうですが、何よりもご本人がレコーディングダイエットを否定しているそうです。なので、30万部以上売れた岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』はアマゾンで中古品が1円で売られています。まあ、売れたからこそ中古品も多く出回って、値段が安くなっているのだと思いますが、著者がリバウンドしたことにより、著作の信用価値が暴落したとの見方もできます。

 

さきほど事例で挙げた与沢翼さんも、また89kgに戻るようなリバウンドがあれば、22kg減量した実績はなかったことになり、ダイエット失敗と評価されることでしょう。

つまり、この体重になれば終わり、ということがありません。目標体重に到達して、そこで食事を増やしたり運動を止めたりすれば、ひじょうにも体重はまた増えるかもしれません。従って、目標体重を維持するための食事制限やエクササイズを続けなければなりません。
これまでやってきた食事制限や運動なので、継続は容易いようにも思えますが、しかし「リバウンドした」という”元ダイエット成功者”の声を多く耳にするということは、減らした体重を維持することも簡単ではないのでしょう。

僕はタバコを20年くらい吸っていましたが、あるときを境に禁煙して、今では一切吸いたいと思いません。禁煙をはじめたばかりのときは、タバコが吸いたいと思うことも多々ありましたが、今ではそんなことは全くありません。自分がタバコを吸っていたという記憶すら忘れかけています。
なので、今は「禁煙中」ではなく「元喫煙者」です。
ダイエットにもそういう日は訪れるのでしょうか。「ダイエット中」から「元デブ」になるときが来るのでしょうか。

いくつかのダイエットメソッドの中で「リバウンドしにくい」という謳い文句を目にすることがありますが、少なくとも僕には当てはまらないだろうと思っています。
デブは「太りやすい体質」と「生活習慣」の2つが合わさって生まれるものです。僕の場合はそうです。
リバウンドというのは、すなわち改善された生活習慣が再び改悪されることに他なりません。もともと太りやすい体質であったなら、改悪された結果が出るのも早いことでしょう。
なので、まだダイエットに成功したわけではありませんが、ダイエットには終わりがないことを覚悟した上で臨むべきと思っています。

だからこそ、継続できるダイエットを選択しなければなりません。「デブでない人生」を歩もうとするならば、死ぬまでダイエットを続ける必要があります。どれだけ体重が減っても、「いつでもデブに戻る資質」からは逃れられません。
そう考えると、痩せたからといって明るい未来が待っているとも言えません。食欲という人間の三大欲求のうちの1つと戦い続けなければならない人生は幸せと言えるでしょうか。

しかし、それでも僕はダイエットをしようと思っています。

それはなぜか?
その理由はとても複雑なので、ここにはこれ以上書きません。いつかブログに書ける日が来ればと思っています。

 

長い文章になってしまいましたが、これで終わりです。
最後まで読んでくれた人、ありがとうございます。