【ドキュメンタリー】ダメ人間のダイエットログ

ダイエットブログ:日々の食事と運動の記録

自分に合ったダイエットを見つけよう! 人気のダイエット本ベスト5

皆さんは痩せようと思ったとき、どのような基準でダイエット法を選びますか?

今日はいくつかのダイエット本の紹介を通じて、自分に合ったダイエットを選ぶということについて、書いてみたいと思います。

  

 

 

1.ダイエットは中長期的に取り組むもの

世の中には数多くのダイエットがあります。
大別すると

(1)食事からアプローチするもの(断食・カロリー制限・糖質や資質制限など)
(2)運動からアプローチするもの(筋トレ・ダンス・ヨガ・ジョギングなど)
(3)意識からアプローチするもの(レコーディングダイエットなど)

と3つに分けることが出来ます。
しかし、食事にしても運動にしても意識にしても、そこからまた色々なやり方が細かく分類されていきます。
世の中にダイエットの種類がどれくらいあるのかわかりませんが、おそらく膨大な数になるのだと思いますし、これからも新しいメソッドが次々と生まれては消えていくことでしょう。

ちなみに下の画像は今日(2019年4月23日)にGoogleで”ダイエット検索した”ところ、出てきたトップニュースです。

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寄生虫ダイエットというのは20年くらい前に少し流行りましたが、またブームになるのでしょうか。『体にいい寄生虫―ダイエットから花粉症まで』(藤田紘一郎著)は1997年に発売されています。どれくらい売れたのかはよくわかりませんし、寄生虫と聞くとそもそも行動へのハードルが相当高いように思いますが、どうなのでしょう。

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短期間での効果を謳うダイエットはたくさんありますが、基本的にはダイエットとは長く付き合う必要があります。
特に僕のように”デブ”と呼ばれる人種にとっては、少々体重が減ったところで、なかなか”デブ”の称号を返上することは出来ません。
僕の体重は一時期95kg以上あり、それが今では80kgくらいに減ったので、自分比では16%以上の体重減なのですが、当然未だに”デブ”です。ちなみに身長は167cmくらいです。
95kgあった頃の僕を知る人は、「痩せたね」と言ってくれますが、それは「前よりは痩せたね」という意味ですし、「前は異常に太っていたけど、今は普通に太っているね」という意味であることはよくわかっています。
もちろん、初対面の人は「普通以上に太っているね」という風に心の中でラベリングすることでしょう。

僕の身長167cmでBMIを計算すると、適正体重は61.36kgになるそうです。従って、あと18~19kgほど体重を減らさないと、「普通」にはなりません。

keisan.casio.jp


仮に1週間で1kg痩せるようなことがあっても、約20週間にわたってそれを更新し続ける必要があります。なので、その場合でも5ヶ月くらいはダイエットに取り組む必要があります。

そして、仮に順調に5ヶ月で体重が減っても、それで終わりではありません。
ダイエットには常に「リバウンド」という危険が隣り合わせです。これはガンでいうところの再発というやつで、痩せたように見えても、身体の中には「食べたい」「太りたい」という意識がひっそりと残っていて、それが時とともに大きくなるのです。
その結果、せっかく減った体重が減らした期間の半分くらいで元に戻ったり、ひどい場合にはダイエット前よりも太ってしまうこともあります。
なので、リバウンドしないように、体重が減ったあとも、ダイエットを続ける必要があります。

そういうわけでダイエットは大変長い期間にわたって続けるものと理解しなければなりません。
リバウンドの可能性や加齢に伴う代謝の減少を考えれば、何かしらのダイエットは一生続けなければならないかもしれません。そう、デブと思われたくないのであれば。

 

 

2.自分に合ったダイエットを見つけよう

ダイエットは色々なやり方があって、それぞれにメリット・デメリットがあります。それぞれのメリット・デメリットを勘案して選ぶのも良いですが、それよりもまずは「長く続けられるかどうか」を基準に選ぶのが良いのではないでしょうか。

ダイエットにもクラスターみたいなものがあって、Aというダイエットを提唱しているメンターはBという方法を「間違っている」とこき下ろし、BダイエットのメンターはAダイエットを「科学的根拠がない」と批判する、といううようなことがしばしば起こります。
しかし、世の中に流布しているダイエットというのは、それなりに成功例があるものが殆どで、「完全に取り組んでみたが全く効果がなかった」「いや、むしろ逆に体重が増えた」ということはあまりないでしょう。「本にかいてあるような1週間では効果が出なかった」ということならあるでしょうが、1年真面目に取り組んで効果が全くないなんてことはありません。

しかし、どんなダイエットでも、効果が発揮される前に止めてしまえば意味がありません。またせっかく、効果が出たのに途中で止めたことでリバウンドすることもあります。
従って、効果の大小を考えるよりも、まずは継続できるものを選ぶ必要があります。

継続しやすいものとしては、まずは「楽であること」が第一に挙げられます。

一時期ビリーズブートキャンプが流行りました。2005年頃のことです。ブートキャンプというのは新兵の教育訓練カリキュラムを意味することからわかるように、かなりハードな運動をして痩せようというものでした。これは運動不足が原因で太ってしまった人にとっては、かなりの負担を強いるダイエットです。たとえば、僕のようなダメ人間には、絶対に長続きしないダイエットです。

 

 

 

動きが複雑なものについても注意が必要です。たとえば、ダンスなんかはうまく身体が動けば、気持ちよく汗がかけるのでしょうが、思うように身体が動かないことへの苛立ちの方が強くなれば続かないでしょう。ヨガ・ストレッチ系であれば、そもそも身体が硬い人は短時間でも苦痛だったりします。

食事についても向き不向きがあります。『朝バナナダイエット』(はまち。著)『夜トマトダイエット』(唐沢明著)は今から10年くらい前に出た本です。たとえば、バナナが苦手な人やトマトが嫌いな人には絶対継続できないダイエットです。

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それがダイエットである以上、必ず何かしらの「我慢」は必要になります。


・運動したくないけど、我慢する。
・好きなものを好きなだけ食べたいけど、我慢する。


そういうことを継続するのがダイエットです。では自分ならどのような我慢ができるだろうか、ということを考えてダイエットを選ぶと良いかもしれません。

もう1つは「充実感がある」ということも大切です。
ビリーズブートキャンプを熱心にやる人は「自分は頑張っている」という充実感や自己肯定感によって、継続する力としていたと思います。ぬるいやり方よりも、自分をいじめ抜く方が向いているという人もいるかもしれません。結局は、人それぞれです。

 

3.最近の売れ筋ダイエット ベスト5

とはいえ、世の中にはダイエットの種類があまりにも多すぎるため、選択するにも取っ掛かりがありません。
なので、ここでは楽天ブックスの週間ランキング(2019年4月15日~4月21日)のベスト5を取り上げてみます。順位及び評価は2019年4月23日午前10時ごろのデータです。

1位『ゼロトレ』(石村友見著)
2018年05月 サンマーク出版
1,296円(税込)
運動系(ヨガ)

 

リアル書店でもよく見かける本ですが、やはり売れているのですね。発売からそろそろ1年が経とうとしていますが、まだ第1位です。
ざっくりいうと、関節や筋肉を元の位置に戻せば痩せますよ、ということのようです。
楽天やアマゾンのレビューでの高評価コメントをみると、体重が減ったというは肩こりや腰痛に対する効果について書いている方が多い印象です。極めて個人的な意見ですが、ヨガとかストレッチで直接ダイエットをするのが無理があるのではないと思います。しかし、身体をほぐすことで、筋トレやジョギングを無理なく行えるような効果はあるような気がします。
ダイエットに取り組むと、自然と自分の身体に関心が強くなり、体重を減らすだけでなく、身体を柔らかくしたいとか姿勢を正しくしたいというようなモチベーションに結びつきますので、その上でチャレンジしてみるのがいいのではないでしょうか。

 

2位『1週間で痩せる!自宅でできる糖質制限プログラム』(長野松代総合病院ダイエット科監修)
2018年10月 ぴあ
1,404円(税込)
食事系(糖質制限

長野松代総合病院ダイエット科、というのが興味をそそります。
7泊8日でダイエット入院というのをやっているそうですが、そこでの治療(?)を本で再現したものといえばよいのでしょうか。
ダイエット入院なんて一度してみたいですが、1週間も入院なんて仕事をしている人にはなかなかできないですし、お金も掛かりそうです。長野松代総合病院のホームページをみると、保険適用できるようですが、それでも10万円(部屋代・食事代別)だそうです。www.nagano-matsushiro.or.jp部屋代・食事代を入れると、いくらになるのでしょうか。それよりは1,404円を本は遥かに安価です。
レビュー自体の件数が少ないのですが、高評価は「早く届いた」とか「これからがんばります」みたいなコメントなので、あまり参考にはなりません。
低評価コメントをみると、「レシピどおりに食材を揃えると、かなりの種類になる」というようなことが書いてあります。
そうなんですよね。栄養のバランスを考えて食材を揃えようとすると、経済的にも負担になりますし、独身だと食べきれないですよね。白菜1/4玉買っただけでも2~3日は白菜ばかりを食べるのが普通の単身者です。

 

3位『月曜断食 「究極の健康法」でみるみる痩せる!』(関口賢著)
2018年01月26日 文藝春秋
1,458円(税込)
食事系(断食)

僕が取り組んでいるのは1日のうち毎日16時間断食するという方法のダイエットなのですが、これは1週間に月曜日だけ丸1日断食するというもの。謳われる効果は一般的なプチ断食と同じで、食事を一定期間断つことで、胃腸の機能が高まり、食欲も正常化(過食の抑制)するというもの。
高評価コメントでは、具体的な体重の減少「◯週間で◯kg痩せました」というものが多いのが特徴。売れている本はそれなりに高評価が多いのは当然ですが、この本の高評価コメントをみると、「自分もやってみようかな」という気になります。
低評価コメントでは、「月曜日以外の食事も縛りがあってきつい」というようなものが目立ちます。これも向き不向きということなのでしょう。
ちなみに文藝春秋発行というのが、信頼できるっぽいですが、買う人はそんなに気にしないものかな。

 

4位『はじめてのやせ筋トレ』(とがわ愛, 坂井建雄共著)
2019年01月11日 KADOKAWA
1,296円(税込)
運動系(筋トレ)

 

ざっくりいうと、ダイエットのために鍛えるべき筋肉=やせ筋というのがあって、それを効果的に鍛えましょうという内容です。
レビューの高評価は「わかりやすい」というものが多くを占めています。今年の1月に出たばかりなので、実践して効果があったかどうかのコメントは目立ちません。
ジョギングとかなら別ですが、自宅でする筋トレやストレッチはやり方がよくわからないものが多いので、「わかりやすい」というのは大事なことだとは思います。ただ、いくらイラストでわかりやすく書いてあっても、動画には敵いません。であれば、You Tubeの動画を見ながらでできそうなものをするのがいいのでは、とも思ってしまいます。
ゼロトレもそうですが、せめてDVD付にすれば良さそうです。ダイエット本は売れると、同じ著者が似たような内容で第2弾第3弾と出してくるので、そのときにDVD付にするのかもしれません。

 

5位『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』(ジェイソン・ファン著)
2019年01月 サンマーク出版
1,728円(税込)
食事系(断食)

 

最新科学の言説で既存ダイエットの嘘や誤りを指摘し、最後に正しい減量を示す、というような本。理論的な説明を散々聞いたあとの方が、そのダイエットに対するモチベーションが高まる、という人には効果があるかもしれません。手っ取り早く正解だけを教えてほしい人にとっては、前置きが長いと感じるかもしれません。結論だけでいえば、プチ断食に近い方法を推奨しています。間欠的ファスティングとあり、厳密な違いがあるのかもしれませんが、要するに意識的に食べない時間を作るというようなことです。
楽天はレビュー件数が少ないのですが、アマゾンでの高評価レビューは1つ1つが解説的に長いのが特徴です。やはり、理詰めで解説してもらいたい人向けですね。

6位~10位までも含めて、レビュー採点の一覧を掲載します。
順位のランキングは楽天ブックスの週間データ(2019年4月15日~4月21日)ですが、採点はアマゾンも加えたものにしています。

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採点は楽天とアマゾンを合計しています

 

ダイエットのやり方はネットで無料で知り得ることも可能ですが、本を読むことで理論的な裏付けやより詳しい説明を享受することが出来ます。運動も食事も、それぞれに専門家と言われる人たちがいて、正しいやり方・適切な摂り方というものがあります。ネットを流し読みして得た知識だけでの取り組みでは限界があると感じたときには、本を手にとってみるのも1つの方法ではないかと思います。

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楽天ブックスで「ダイエット」と検索すると5000冊以上の本がヒットします。この中にはきっと自分にあったまだ見ぬダイエットがあるのかもしれません。
これからも機会があれば、紹介していきたいと思います。以上です。